
焼けるような強い日射しがない。天然のシャワーを浴びながら走れる。熱中症のリスクも低減。これ、夏のランニングには最高の環境です。炎天下のランニングのほうが、危険度ははるかに高いでしょう。
どうせ汗でビショ濡れになるわけですから、雨に濡れたところで問題はありません。「雨粒が顔にふりかかるのが鬱陶しい」という方は、キャップをかぶるだけで解決します。

ただし雨中ランする場合はいくつか注意点があります。それは、できるだけ立ち止まらず「走り続ける」こと、帰宅後スグに「温かなお風呂に入れる」準備をしておくこと、ラン後は「シューズからインソールを取り出して乾かしておく」ことなどです。
その他、雨の日はクルマのドライバーからランナーが見えにくくなるため、交差点などではより一層の注意が必要です。もし河川敷など開けた場所を走ってる際に雷が鳴ったら、速やかにその場を離れて建物に身を寄せることも大切。雨量によっては河川敷を避けるなどコース選びにも気を配りましょう。

さて、なぜ雨の日に走らない人が多いかというと、それはきっと「雨の日は走らないもの」という先入観にとらわれているからのような気がします。
いちど雨の日に走ってみてください。最初は雨粒が気になりますが、すぐ慣れます。雨脚が強まれば強まるほど気分が高揚して、ランナーズハイに似た状態にもなれるでしょう。
「3連休は天気が悪くて出かけられないな」と思ってる人は、爽快な雨中ランを試してみてください。
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明日(15日)は終日取材のため更新を休みます。