
もし「豊橋フルマラソン」が男女参加可能となれば、場合によっては2022年冬の「西尾市フルマラソン」より前に開催されることとなり、愛知県市民マラソン第一号の座は豊橋ということに。
豊橋には2008年まで「日比野賞中日豊橋マラソン」という、福岡国際のような男子エリートのみの公認フルマラソン大会が存在していました。
『陸王』に登場の「豊橋国際マラソン」はかつて実在した!?
こうした経緯と、同県内の名古屋市で女性のみのフルマラソンが行われていることもあり、豊橋市ではその対となる話題性も見越し「男性のみのフルマラソン」として開催する方向性で進んでいました。
マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知と逆パターン、つまり「男子エリート+男子市民ランナーのフルマラソン」と、「女性も参加可能なハーフ以下の距離のレース」を同時開催するというもの。
しかし一連の新型コロナ禍や相次ぐマラソン大会の中止を受け、より多くの「市民(男女)」が共に、平等に参加できる機会を得られる市民マラソンとして実施すべきという声が高まっています。
スタイルとしては、日本陸連公認の男子フルマラソンに男女市民の部がくっつくカタチになるのではないかと思います。
冷静に考えてみれば、福岡国際のようにカッコイイ男子エリート選手だけならまだしも、1万人近い男だけが走るフルマラソンなど想像するだにむさ苦しい。
そもそも女性ほど消費行動が強くないおじさんばかり集まるイベントに、スポンサーが魅力を感じるでしょうか。
従来の構想どおり男子のみになるのか、男女が参加できるまともな市民フルマラソンになるのか。正式決定まで注視したいと思います。
なお、今のところ公式に発表されているのは以下の通りです。
●日本陸連公認の男子フルマラソン
●1万人規模(併設レース含む)
●制限時間7時間
●豊橋駅周辺をスタートまたはフィニッシュ地点とする
●事業規模は2億円程度