連休前の朝日新聞で気になる記事を見かけた。その見出しは『増えるiPodランナー 中には否定的な声も』。「否定的な声」の中身はおそらく、イヤホンで耳をふさいだまま公道を走る行為が危険ということだろう、と思ったらそのようなことはひと言も書いてなかった。では何か。言い換えるのが面倒なので記事から引用。
『長距離、マラソンは五感で走るもの。駆け引きで重要なのは、相手の息づかいや足音、風の音などの感覚。アップの時も強い選手を観察し、目や耳から情報を得ることが大事』(犬伏孝行・大塚製薬コーチ)。とのこと・・・。うーん、その通りなんだろうけど、私みたいな最下層の市民ランナーには関係ないかな。つぎ、否定派の2点目。『ルールでは競技中にiPodを使った場合、携帯電話やラジオ同様に「助力」と見なされ失格となる』(日本陸連)・・・失格となる・・・失格となる・・・失格・・・。なに!? 私はこの半年でかれこれ11本のレースに出場しているが、 そのいずれもNike+iPod装着で出場した。レースの中には日本陸連公認大会も含まれている。今までのタイムがぜんぶ無効ということなのか? 愕然として読み進むと、『陸連登録者なら、本来は失格になり記録は公認されない』という記述を見つけてホッとひと安心。私はもちろん陸連などには登録していないので関係ない。しかし、今に「iPod禁止」がレースの常識になりそうで怖い。私は半年前に走り始めて以来、レースは無論のこと、普段のジョギングにおいてもNike+iPodなしで走ったことは一度たりともない。もはやiPodなしで走ることは全裸で走るに等しい。でも、「助力と見なされ」というくだりは確かにその通りだと思う。だって「助力」以外のナニモノでもないから。
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2007年05月07日
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