
ハセツネ常連の方もいらっしゃった一方、参加者のうち半数近くが「トレイルラン初体験」とのこと。それを聞いてほんの少しプレッシャーを感じてしまいました。なぜなら、今回の走ろう会でトレイルランのイメージが大きく左右してしまうと思ったからです。

キツすぎれば「ちっとも走れない!もうこりごりだわ。プンプン」と思ってしまうでしょうし、やさしすぎれば「これなら公園走っとけばいいじゃん」と感じるでしょう。そこで今回は「基本的に初心者向けで、ちょっぴり“山登り”感覚も味わえる」ルートを設定。全長も13kmとお手頃ディスタンスに。
総勢24名ということで、じつは2グループに分けるべきかかなり迷いました。というのも人数が多いとシングルトラックで長い隊列となり、ハイカーの方に迷惑をかけるおそれがあるためです。
ルートを熟知している助っ人とも相談し、最終的には「ハイカーが最優先」「ゆっくり進む」という基本を参加者に周知したうえで全員そろって走ることにしました。
起点のリニモ八草駅から800mぐらいで「あいち海上の森センター」南入口に到達。ここからいよいよトレイルに入ります。


最初の眺望ポイントはセンター敷地内にある「物見の丘」。間伐材を使った面格子構造の展望台です。その後、あいち海上の森センター本館でトイレ休憩して、いよいよ本格的な山の中へと入っていきました。

つぎの目的地は今回のメイン、物見山。じつは山頂へ簡単にアプローチできるルートが整備されているのですが、あえて自然そのままの姿を残す直登ルートを選択。途中、両手をつかないと登れないような箇所もあるなど、ちょっとした“山登り”を楽しんでいただけたと思います。

苦労して登りきった先(物見山山頂)には、遥か名古屋駅方面まで見渡せる大パノラマが!これ(眺望)こそがトレイルランの醍醐味。市内の公園のなんちゃってトレイルでは絶対に得られない感動です。

みなさんの「うわー!すごい」とか「いい眺め!」という声を聞くにつけ、トレイルランイベントを企画して良かったと心から思いました。山頂ではそれぞれ持参したおやつを食べながらしばし休憩。

心ゆくまで眺望を堪能した後は、物見山山頂から北へ下って海上の里へ。ここからはほぼ平坦で道幅が比較的広いこともあり、森の中をクロスカントリー感覚で軽快に走ることができました。ほどなくして海上砂防池(大正池)に到達。海上の里のハイライトともいえる美しい光景に、「上高地みたい」という声も。

「里山サテライト」(休憩所)で小休止。ハイカーの方々がお弁当をひろげて楽しそうな様子でした。B3ランのパイオニアは、山道を改造地下足袋で走破です。


里山サテライトから15分ほどで今回の最終立ち寄りスポット「愛・パーク」へ。

愛知万博瀬戸会場の一部を整備して作られた公園で、陶器製の大皿「天水皿」がそのままの姿で残されています。

そしてスタートから約3時間。リニモ八草駅にもどってきました。距離はそれほど長くありませんでしたが、トレイルラン初体験の方々にはすこし負荷が高かったのかみなさんお疲れの表情。
モリコロパークまでの追加ランのオプションはやめ、解散となりました。その後、希望者のみランチ&ビールへ。結局この日は走るより飲んでいる時間のほうが長くなってしまいました。
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