
昨年は善光寺の7年に1度の前立本尊御開帳ということもあり、大フィーバーだった長野市。今年はおだやかな春の陽ざしがここちよい、落ち着いた風情がただよっていました。当日の長野入りが遅く御戒壇巡りには間に合いませんでしたが、境内の満開に近い桜を堪能することができました。
さて、長野マラソンの魅力はこれまでさんざん言い尽くしてきましたので、できればこちらをお読みください。ポイントをまとめると、●都市型と風景満喫型の両方楽しめる●「競技会」としてのステイタスがある(ブームにおもねらない)●大会運営にソツがない●まちをあげての高いホスピタリティ●イベントとしてもじゅうぶん楽しめる・・・こんなところでしょうか。もっとわかりやすくいえば、「競技性とホスピタリティを高度な次元で両立した大会」ということです。
さて、レースです。当日の天候は晴れ。スタート時はやや肌寒かったものの、気温が15度を超えそうだったのでアームウォーマーとレーシンググローブは必要なしと判断。ランシャツ&ショートタイツで挑みました。スターティングブロックは「G」。昨年のFブロックから1つ後退です。

今回の作戦は「とにかく30km地点まで抑える」こと。ベスト更新などという馬鹿げた幻想は捨て、最近3ヵ月の走行距離や現在のコンディションを冷静に考慮して目標タイムを3時間35分に設定。キロ5分〜5分10秒の間で刻むことにしました。
Gブロックからスタート地点までの距離感はこんな感じ。

号砲は8時30分。スタート地点までのロスは2分でした。みんな手を振ってNHKのTVカメラに大アピール。例年の放送では、スタート風景を最後の1人まで映してくれます。

昨年に引き続きお立ち台には高橋尚子さんが。コース上のさまざまな場所に現れるQちゃん。今年は何回ハイタッチできるのでしょうか(昨年は計3回)。以降、走りながらの撮影につきピンボケの場合があります。ご了承ください。

入りの1kmは7分30秒。スタートロスを差し引いても5分30秒とやや遅いですが、ここですぐに「取り返そう」という気を起こさず、冷静に脚を進めました。
5キロ地点付近。このあたりから都心へ向かうため、ギャラリーの数も多くなっていきます。ペースも5分〜5分10秒の間に抑えられています。いい感じ。体感的にはかなりゆっくりなので、体調もいいのでしょう。

コースのハイライトの一つ、中央通り。

善光寺に背を向け、南へ下ります。ここから10km地点ぐらいまでは沿道の応援がにぎやかでしかもやや下っていることもあり、気を抜くとキロ4分20秒ぐらいになってしまうことも。そのたびに自重しようとするんですが、ついつい5分を切るペースに上がってしまいます。

15km地点。ここで初めてエムウェーブから折り返してくる選手達と対面に。17km地点ぐらいでサブスリー芸人の瀧ア邦明さんを見ました。一切おふざけの様子はなく、サブスリーペースで颯爽と駆け抜けていきました。

エムウェーブではあの金哲彦コーチを発見。不躾を承知でカメラを向けるとにこやかに手を振ってくれました。ただ、後で確認したところフレームアウトしてしまい映っていませんでした・・・。

エムウェーブを折り返し、いよいよ勝負どころの「五輪大橋」へ。

五輪大橋を渡りきったところがちょうど中間点。タイムは1時間45分。設定フィニッシュタイムは3時間35分ですから明らかにオーバーペースです。

ここで悪魔が囁き始めました。「このままのペースを維持すれば3時間30分切れるかも。それどころかベスト更新もいけるんじゃないの」・・・。冷静に考えれば今現在の自分のコンディションで3時間30分は無理だとわかっているはずなのに、血糖値が落ちてくると冷静な判断ができないんでしょうか。
やってしまいました・・・。まだハーフ地点にもかかわらず、目標ラップをキロ4分50秒に修正、つまりペースアップしてしまったのです・・・。 ※長野マラソンレースレポートvol.2に続く。
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