
中川運河沿川にはこれまで、中川口緑地、南郊公園、キャナルパークささしまなど、軽く走れるスポットはポツポツと点在していますが、ある程度の距離が取れる本格的なランニングコースはありません。
工場や倉庫が建ち並ぶ無味乾燥な中川運河沿川。ここに人々が行き交う散策路ができたら・・・という夢が叶うときがきました。

名古屋市では2026年開催予定のアジア競技大会に向けて、および開催後の展望として中川運河(港北地区全体の整備の中の一つ)の再生計画を策定。
「運河と緑が育む“新たなライフスタイル”の創造」を基本理念に、「都心とみなとをつばぐ運河のまち」「水と緑を活かした憩いと賑わいのまち」「地域の文化を活かした将来に向けて誇れるまち」の3つを目標に掲げています。
様々な計画が具体的に挙げられていますが、中でも「日々のジョギング、散策など余暇や健康づくりに利用する環境の創出に向け、運河沿川のプロムナードの整備を検討しています」という一文はランナー注目のポイント。
中川運河の主流(南北)だけではなく、みなとアクルス(ららぽーと名古屋)と荒子川公園を結ぶ東西の支流も含むかなり広い範囲の拠点をつなぐ水辺のプロムナードになりそうです。


名古屋都心から港まで貫く中川運河。現状では雑然とした印象の同沿川が、おしゃれなランニングスポットに生まれ変わる日はそう遠くありません。

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■港北エリアまちづくり将来ビジョン(名古屋市)