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2016年03月25日

名古屋ウィメンズマラソンの「1秒差」を分けた要因。

稀に見るデッドヒートで沿道やお茶の間を沸かせた先日の名古屋ウィメンズマラソン2016。2位と3位の差はわずか1秒。この1秒差を「気持ちの問題」とする風潮がなんだか腑に落ちなくて、ずっとモヤモヤしていました。
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事実上「勝った方が五輪代表」という極限の状況。日本人2人が激しく競り合っているとき、実況が「リオに行きたい気持ちが強いのはどっちだ!」と絶叫し、「最後は気持ち」みたいな流れにまとめようとしていました。

特段おかしな言い回しでもないし、それはそれで正しいのかも知れません。ただ、普段から命を削って練習しているトップ選手の全てが「リオに行きたい気持ちは誰にも負けない!」と闘志を秘めているはず。

たとえば10位に終わり、会見も拒否した木崎選手の「気持ち」が、前を行く9人に「劣っていた」とは思えません。

本人が「気持ちで負けていました」と言うのならまだしも、他人(とくにマスコミ)が「気持ちで勝った」と言ってしまうことにとても違和感を覚え、ずっとモヤモヤしていました。

そんな悶々とした私の“気持ち”をスカッと晴らしてくれたのがあの有森裕子さんでした。

先日参加した淀川国際ハーフマラソンでのこと。ゲストの高石ともやさんが楽屋裏で有森裕子さんと話していたとき、名古屋ウィメンズマラソンの話題になったそうです。

その中で「最後の1秒差を分けたのは何か?」という質問をしたところ、有森さんはきっぱりとこう言ったそうです。

腕振り

・・・なんと単純明快な答えでしょうか。有森さんいわく、先着した田中選手は最後の最後まで腕を鋭く振っていたのに対し、小原選手は腕が下がってあまり振れていなかったと。「気持ちの差ではなく、技術の差です」という言葉をきいたとき、私のモヤモヤが一気に晴れました。

マラソンに人生を捧げ、世界のトップを走ってきた人だからこそ、「気持ちの問題」で片付けては選手に失礼という“気持ち”の表れなのかもしれません。

ちなみに増田明美さんもまた、勝敗を分けた要因を「コース取り」とし、1秒の差はあくまでも「技術の差」であると冷静に分析されていたことを付け加えておきます。

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posted by 名古屋RJ編集長 | コラム to RUN! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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