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2015年01月28日

環境省がトレラン大会についての公聴会を開催。

「トレイルランニング」という言葉が「アドベンチャースポーツマガジン」など一部メディアで取り上げられるようになったのは2005年あたり。そして2007年頃より急速に拡大し、大会数も激増。現在は潜在人口も含めるとおよそ70万人(日本能率協会総合研究所調べ)がトレランを愛好しているのだとか。しかしこれだけ競技人口が増えれば、さまざまな問題が浮上してくることは避けられません。
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現在トレイルランニング大会において、(多数の参加者が一斉に狭い歩道を走行することにより)「歩道周辺の自然環境への影響」「歩道の損傷」「ハイカーの安全で快適な利用の妨げ」などが懸念されています。

大会運営者や関連団体の啓蒙活動によってトレランのマナーが積極的に呼びかけられていることもあり、トレイルランナーの大半は自然を愛する紳士・淑女です(たぶん)。
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しかしその反動なのか、山を走る権利を主張するあまり、トレランに否定的な意見を見聞するたびいちいち敵対的に過剰反応する一部ランナーが見受けられるのも事実。

そんななか、ついにお国(環境省)が動きました。2月15日(日)および2月17日(火)の2日間、新宿御苑インフォメーションセンターにて「国立公園におけるトレイルランニング大会等の取扱いに関する説明会」が開かれます。

環境省いわく「自然公園法は、国立公園内の歩道を走ることを制限するものではありません」と、トレイルランニングそのものに対しては是認する立場であることを明確にしています。

したがってこの説明会は(国立公園内での)トレランを制限したり大会開催に圧力をかけたりするものではなく、「国立公園の保護」および「適正な利用の推進を図る」ため、「環境省としてまとめたトレイルランニング大会等の取扱いについて、広く意見を伺う機会」であると位置づけています。

参加対象は「地方自治体、山岳団体関係者、ご関心のある方」ということなので、要は誰でもOKということ。定員は1回100名(先着順)。メールかFAXでの申し込みとなります。興味のある方は参加されてはいかがでしょうか。詳細・参加申し込みはこちらをご覧ください。

<お知らせ>
明日(29日)は終日取材のため更新を休みます。ご了承ください。


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posted by 株式会社イング | トレイルランニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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