
台湾の国営通信社「中央社」の報道によると、9月開催予定のマラソン大会(21km・9.5km)のコースが「猫村」周辺を通過することが発覚。

これを受け、『一部の愛猫家らが、大会の実施で多くのランナーに驚いた猫が車道や線路へ飛び出す恐れがあるなどと影響を指摘』(中央社)する事態に。

会員制交流サイトに設けられたページでは、『1万3000人を超える賛同者が支持を表明しているほか、中止やコース変更などを求める書き込みが殺到』しているとのこと。
じつはこのマラソン大会、今回が初めてではなく昨年も同コースで実施しており何の問題もなかったそうです。
なぜ今年に限って抗議が殺到したかというと、『イベント名称に「猫村」の表記を加えた』のが原因。もしかして「猫だらけのマラソン大会!猫村ロードレース」とか?かなり魅力的です。

主催者は予期せぬ激しい抗議により、大会名称の変更を余儀なくされました。しかし反対派の勢いは収まらず、『大会当日に現場で抗議運動を行う』可能性もあると息巻いています。
さて、愛猫家は「猫が驚いて車道へ飛び出す」などと指摘していますが、果たしてそうでしょうか。猫はそこまで鈍感ではないと思います。
集団で走ってくるランナーを早い段階から察知して、物陰からまったり見物を決め込む姿が目に浮かびます。現に前回大会の際は何も起こらず、ネコたちの平穏な生活はおびやかされなかったのが何よりの証拠。
そういえば、公園などランナーが多い場所にはネコがたくさん住んでいます。たとえばネコ天国の名城公園で、ランナーに驚いてパニックになるネコなど見たことがありません。ランナーには目もくれずコース脇で寝ているだけ。
今回の騒動はいささか過剰反応かな?と感じざるをえません。ところで、日本の“猫アイランド”田代島(宮城)では、かつて本当にマラソン大会が行われていました。『ネコだらけのマラソン大会』、誰か企画してください。

■『』内太字は「中央社(フォーカス台湾)」の記事より。
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