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2013年10月23日

迷走台風2連発で全国60以上のマラソン大会が混乱!?

週末を控え、いま日本でもっともソワソワしているのはマラソン大会関係者ではないでしょうか。ご存知のとおり2つの大きな台風が日本に接近中。影響があるのかないのかハッキリしないまま、刻一刻と大会開催可否の最終判断を下すときが迫っています。
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台風の影響が懸念される27日(日)は、皮肉にも日本の津々浦々でレースが開催される、まさにマラソン大会ラッシュ。

大阪マラソン」を筆頭に、「しまだ大井川マラソン」「諏訪湖マラソン」「手賀沼エコマラソン」「和歌浦ベイマラソン」「信州戸隠トレイルラン」など、26日開催大会と合わせると全国で60近いレースが予定されています。

とくに台風の影響を受けやすい河川敷や海沿いで行われる大会関係者は、すでに眠れない日々を過ごしているのではないでしょうか。

各大会、Webサイトなどを通じて台風襲来にともなう対応をアナウンスし始めました。たとえば大阪マラソンの場合、「現状、10月25日・26日のランナー受付及びEXPOは、予定通り実施」するとのこと。

しかし、「今後の予定の変更・大会中止の発表等につきましては、ホームページ及びメールマガジン等で随時ご案内」ということで、最悪「中止」の含みを持たせています。

河川敷で行われる大井川マラソンは「今後、台風の状況を見ながら開催の可否を決定していきます」と、さらに踏み込んだ表現。関係者の緊張と焦燥が伝わってくるようです。

中には期日を区切って判断を下す大会も。おんたけ湖ハーフマラソンは、早々に「前夜祭は中止」とし、開催可否も「25日(金)午後4時に判断」すると宣言。同じく手賀沼エコマラソンも「実施の可否については、25日(金)13:00にお知らせ」するとしています。

金曜日の開催可否決定は一見、早いように感じますが、前泊をともなう参加者への配慮だとすれば良心的といえるかもしれません。

「当日の早朝まであきらめずに推移を見守る」ことも、「遠来者に配慮して早々に中止を決定する」ことも、どちらが正しいor間違っているとはいえません。最終的にはそれぞれの主催者が決めることであり、参加者は決定を尊重して受け入れるしかないのです。

さて、仮にマラソン大会が悪天候などで中止になった場合のエントリー料ですが、基本的に払い戻しは一切ないのがマラソン大会界のジョーシキ。運が悪かたっとあきらめましょう。

かつて私は、東京・荒川市民マラソン(現・板橋Cityマラソン)において2回連続で中止の憂き目に遭いました。

1回目は、2泊3日で東京に乗り込んだにもかかわらず当日早朝に「強風」で中止に、2回目は震災の影響で中止となり、2年連続でエントリーしながら未だ会場にすらたどり着いていません。

選手の安全第一で中止を決断したわけですから、残念な気持ちはありましたが主催者を責める気にはなりませんでした。なぜなら(色んな意味で)いちばん無念なのは主催者や関係者だとわかっているからです。

さて、日曜日にマラソン大会への参加を予定しているみなさん、最終的には自分の身を守れるのは自分しかいません。大会が無事開催されることになっても、会場への移動時などじゅうぶん気をつけてください。

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posted by 株式会社イング | コラム to RUN! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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