
車輌である自転車が車道を逆走(右側走行)することの危険性は今さらいうまでもありませんが、逆走する人に限って耳にイヤホン、片手にケータイ持って運転していたりするから困りものです。(ちなみに自転車走行可の歩道では車道寄りを走るのが原則)
たまにロードバイクで颯爽と車道を逆走している人を見かけますが、非常に恐ろしいことだと思います。
ただ現状では驚くことに、路側帯内(車道の端に引かれた白線内)は左右相互通行が認められています。
つまり、路側帯が設けられた道路に限っていえば、キープレフトは「マナーの問題」に過ぎなかったのです。
仮に路側帯を逆走する自転車を注意しても、「法律で認められてますが何か?」と開き直られればどうすることもできない状態だったというわけです。
ところが!増加する一方の出合い頭事故に業を煮やした警察がついに動きました。
『警察庁が14日公表した道路交通法の改正試案に、自転車が路側帯を通る場合は道路左側に限定するとの規定が盛り込まれた。』(毎日新聞)
『路側帯の多くは生活道路に設けられているが、自転車の事故は幹線道路より生活道路で多く発生している。改正試案の背景には自転車の無秩序な通行を整理し、左側走行の徹底を図る狙いがあるとみられる。』とのこと。
この法改正が成立すると、『国内の道路の8割以上で自転車は車と同じように左側走行が義務付けられる』んだそう。
これで、路側帯の中だろうと「逆走自転車」は明確に法律違反となり、有罪となれば(自転車に青キップ制度はありませんので)「前科者」の烙印が押されます。
自転車通勤のカリスマで自転車活用推進研究会理事の疋田智さんは、自身のメルマガの中で今回の法改正を「警察庁の英断」と評価しています。
名古屋でも自転車通勤する人が増加中。スピードが出るスポーツバイクはとくに目立つ存在なので、率先して法令を遵守し、マナーを守って運転したいものです。
■『』内太字は毎日新聞「道交法改正試案:自転車左側走行を徹底 事故の減少期待」より。
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