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2012年04月13日

なごや起点<街道RUN>vol.2「瀬戸街道」。

瀬戸街道は尾張徳川家とつながりの深い街道で、別名「御成街道」とも呼ばれています。初代藩主・徳川義直が定光寺や東谷山方面の自然を愛でに幾度か往来している記録も。本日はそんな由緒ある道、瀬戸街道をめぐる週末のロング走コースをご紹介します。
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瀬戸街道の起点は大曽根。現在の名鉄瀬戸線に沿って瀬戸方面へと伸びる県道61号を進みます。やがて4kmほどで小幡駅に到達。
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まずは駅の向かいにあるワッフル専門店「和譜留(わっふる)」さんでエネルギー補給してはいかがでしょう。ここのワッフルはおすすめです。
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さらに2kmほど進むと金城学院大学がある大森という地に至りますが、ここはその昔「大森村」と呼ばれていました。徳川義直はこの地で出会った村娘を側室(歓喜院)に迎え、二代藩主光友を生ませています。
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そんな歴史ロマンに思いを馳せながら、尾張旭を通過し瀬戸市内へ。大曽根から瀬戸の中心(瀬戸市役所付近)まで約14km。休憩がてら「陶祖公園」や「瀬戸蔵」などをプチ観光しましょう。
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別名「水野街道」と呼ばれる大曽根〜瀬戸を結ぶ区間はここまで。しかし瀬戸街道自体はまだまだ半分も来ていません。

街道からは少し外れますが、歴史ロマンを探求するなら「定光寺」へ立ち寄ってみてください。ここは徳川義直の廟所が残されており、見学することもできます。
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瀬戸街道は尾張瀬戸から国道248号と重なり、品野町あたりでふたたび363号に入ります。後半は山の中を進むことになりますので、早朝の出発をおすすめします。

東海環状自動車道をくぐったらいよいよ山深いワインディングロードがつづきます。クルマや自転車にはじゅうぶん注意して走りましょう。

愛知県と岐阜県(土岐市)の県境を越えてしばらく行くと、やがて集落に至ります。そのすぐ先にある柿野温泉郷(約31km地点)にはぜひ立ち寄りたいもの。中でも「八勝園湯元館」は食事や日帰り温泉(天然温泉のジャングル風呂)も利用できる温泉旅館です。

ここをゴールにして天然温泉&ビアで盛り上がるのもあり。本数は少ないかもしれませんが、いちおう東濃鉄道バスが通っています。

ちょうど40km地点にあるのが巨大な美濃焼の狛犬。
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その先も引き続き国道363号を進み、やがて恵那市に入ります。とくにコース上で見るべきものがないので退屈ですが、トレーニングのつもりで走りましょう。

そしてスタートから約50km。ゴール地点である明智町の日本大正村に到達。ここは以前「知らない街を走ってみたい」シリーズでもご紹介したとおり、大正期の建物(有料・無料施設あり)が点在する“テーマパーク”です。

帰りは明知鉄道「明智」駅から電車に乗って帰ることができるのでラクラク。後半は山道が多くなるものの、逸話や見どころが豊富な瀬戸街道。週末のロング走にぜひどうぞ。



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