
瀬戸街道の起点は大曽根。現在の名鉄瀬戸線に沿って瀬戸方面へと伸びる県道61号を進みます。やがて4kmほどで小幡駅に到達。

まずは駅の向かいにあるワッフル専門店「和譜留(わっふる)」さんでエネルギー補給してはいかがでしょう。ここのワッフルはおすすめです。


さらに2kmほど進むと金城学院大学がある大森という地に至りますが、ここはその昔「大森村」と呼ばれていました。徳川義直はこの地で出会った村娘を側室(歓喜院)に迎え、二代藩主光友を生ませています。

そんな歴史ロマンに思いを馳せながら、尾張旭を通過し瀬戸市内へ。大曽根から瀬戸の中心(瀬戸市役所付近)まで約14km。休憩がてら「陶祖公園」や「瀬戸蔵」などをプチ観光しましょう。

別名「水野街道」と呼ばれる大曽根〜瀬戸を結ぶ区間はここまで。しかし瀬戸街道自体はまだまだ半分も来ていません。
街道からは少し外れますが、歴史ロマンを探求するなら「定光寺」へ立ち寄ってみてください。ここは徳川義直の廟所が残されており、見学することもできます。


瀬戸街道は尾張瀬戸から国道248号と重なり、品野町あたりでふたたび363号に入ります。後半は山の中を進むことになりますので、早朝の出発をおすすめします。
東海環状自動車道をくぐったらいよいよ山深いワインディングロードがつづきます。クルマや自転車にはじゅうぶん注意して走りましょう。
愛知県と岐阜県(土岐市)の県境を越えてしばらく行くと、やがて集落に至ります。そのすぐ先にある柿野温泉郷(約31km地点)にはぜひ立ち寄りたいもの。中でも「八勝園湯元館」は食事や日帰り温泉(天然温泉のジャングル風呂)も利用できる温泉旅館です。
ここをゴールにして天然温泉&ビアで盛り上がるのもあり。本数は少ないかもしれませんが、いちおう東濃鉄道バスが通っています。
ちょうど40km地点にあるのが巨大な美濃焼の狛犬。

その先も引き続き国道363号を進み、やがて恵那市に入ります。とくにコース上で見るべきものがないので退屈ですが、トレーニングのつもりで走りましょう。
そしてスタートから約50km。ゴール地点である明智町の日本大正村に到達。ここは以前「知らない街を走ってみたい」シリーズでもご紹介したとおり、大正期の建物(有料・無料施設あり)が点在する“テーマパーク”です。
帰りは明知鉄道「明智」駅から電車に乗って帰ることができるのでラクラク。後半は山道が多くなるものの、逸話や見どころが豊富な瀬戸街道。週末のロング走にぜひどうぞ。
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