
サーブは1977年生まれのシェパード(雌)。名古屋で訓練を受けた後、盲導犬として新しい主人の元に派遣されました。そしてある雪の日、スリップしたクルマが突っ込んでくるのを察知したサーブは、自らが盾となって主人を守ったのです。
中部盲導犬協会の「サーブの略歴」によると、『サーブは、前足を切断するほどの重傷を負い8メートルもはねとばされながら亀山さんの倒れている地点まではいずって行き倒れるという雄々しい忠犬ぶりを発揮しました。亀山さんはサーブの行動で助かり、かすり傷ですみました』とのことです。
サーブの活躍はアメリカの新聞でも紹介され、米国テキサス州の名誉犬にもなるなど一躍時の犬に。HACHIよりもずっと前に全米デビューを果たしていたわけです。
その後サーブは昭和63年、11才で永眠。有志によって名古屋駅前に銅像が建てられました。ところが駅前再開発のあおりを受け、階段の下の人目につかない場所へと追いやられてしまったのです。いつもにぎやかな場所にいるハチ公とは大違いです。
そのことを不憫に思った人たちにより、2003年、栄の久屋大通公園内に移されました(地下鉄栄駅14番出口横)。

左前足を失った姿ですが、盲導犬の証であるハーネスを着けた立派な佇まいは“プロ”としての威厳に満ち、存在感を放っています。
■日本盲導犬協会(サーブのエピソード)はこちら。
■『HACHI 約束の犬』公式ウェブサイトはこちら。
今でもよく名古屋を訪れることがあり
あの子はどこへいったんだろうと思っていました。
こんなところへお引っ越ししていたのですね。
今度会いに行ってみます。
私もサーブがどこかに引っ越したということは
聞いていましたが、それがどこなのか知りませんでした。
今回ランニング中にたまたま発見し、
うれしくなって記事にした次第です。
今いる場所もけっこう片隅ですが、
栄14番出口すぐ横なので分かりやすいと思います。