

天板はモノグラムデザインのツヤツヤ加工。上品さ、高級感はありますが、指紋の跡が目立ちそう。まあ、気になるのは最初のうちだけでしょうけど。

「IdeaPad S10-2」の画面サイズは、LEDバックライト付き10.1型ワイド(1,024×600)TFT液晶。いま7型ワイド(800 x 480)のネットブックを使っているんですが、横スクロールしないと画面全体が見えないなど、使っていてややストレスがたまります。
その点10.1型(1024 x 600 /WSVGA))は「ストレスを感じない。だけど大きすぎない」という要件を満たす、実用性の高い大きさであると感じました。単純に「より小さい方がいい」ということで7型を選ぶ方もいらっしゃるでしょうが、早まると私のように少し後悔するかもしれません。

ネットのFlashや動画も、とくになんの問題もなくスムーズに見られました。画面はクリアで、発色にクセやかたよりもありません。

重さは1.2kg(バッテリーパック込み)とまあ合格点。厚みはわずか18mmですからバッグに入れてもかさばりません。ただしバッテリーを装着すると42mmになります。

気になるバッテリーの持ち時間は約6時間。ちなみにバッテリーメーターには、残量97%の時点で残り「7.25時間」と表示されました。

プロセッサーにはIntel AtomプロセッサーN270(1.60GHz)を採用。ハードディスクは160Gありますから、ネットブックというよりメインノートとしてもじゅうぶん活躍できると思います(光学ドライブはついていません)。

使っていて気づいたのですが、本体の発熱がかなり抑えられている印象を受けました。ノートパソコンの宿命ともいえる発熱の問題を、「IdeaPad S10-2」は独自の工夫でよく改善したと思います。
実際にカバンに入れて持ち歩いてみました。DoCoMo「L-02A」でモバイル通信してみましたがとくに問題なし。オシャレなカフェで開いてもサマになるデザイン(パールホワイト/ローズピンク/ランプブラック/シルバーグレーの4色)だと思います。まあ、サマになるかどうかは人によると思いますが。

価格.comによると実勢価格は4万円前後といったところ。3万5千円以下の値段をつけているお店もちらほら。いずれにしてもコストパフォーマンスに優れたマシンであることは間違いありません。
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