
asahi.com(朝日新聞社)によると、悲劇のどん底に突き落とされたのは大阪市内の中学3年生約160人。東京方面への修学旅行に出発するため、この日は早朝からJR大阪駅に集合していました。
大きな荷物を抱えて出発を待つ子どもたちはみんな笑顔。これから始まる“一生に一度の思い出づくり”に興奮を隠しきれません。そしていよいよ新幹線に乗り込み出発!・・・と思ったら、校長の口から信じられないひと言が。
『皆さんにお知らせしなくてはならないことがあります。残念ですが、このまま引き返します』。
その瞬間、生徒たちから『絶対うそやー』『いややっ』などの怒号が飛び交い、中には『目を潤ませる生徒もいた。』といいます。
『女子生徒(14)は「ディズニーランドは初めてやったからショックすぎる。修学旅行は中学生活の一番の楽しみ。行かれへんとかありえへん」。男子生徒(14)も「ホテルでやる劇とか時間をかけて一生懸命用意したのに……。マスクも何枚も持ってきてる。延期でもいいから行きたいです」とうつむいた。』
せっかく「ホテルでやる劇」まで用意していたのに、むごい、むごすぎます。この中止決定、どうやら中学校ではなく大阪市教育委員会からの要請だったようです。校長先生は『「何でもっと早く決定できなかったのか」と苦渋の面持ち。』だったそうですが、本当になんとかならなかったんでしょうか。「中止」か「決行」かの是非はともかく、出発直前に「引き返します」はあまりにもひどい仕打ちです。
「ホテルでやる劇」を用意していた男の子の、『マスクも何枚も持ってきてる。延期でもいいから行きたいです』という魂の叫びがいっそう哀しみを誘いました。(ちなみに延期は予算的に難しいそうです)
※『』内太字はasahi.comより。
■参考記事
修学旅行中止、駅で告げられた 大阪の中3「うそやー」(asahi.com)
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登校したら休校「えー」 遅い決定、連絡網なく伝わらず(asahi.com)
無茶苦茶ひどくてむごい話ですね。
ちょっとパニックになり過ぎと思います。
国家として非常事態に対する脆弱さを感じます。かの国から細菌戦争でも仕掛けられたらどうするんだろうと心配になります。
修学旅行といえば学生生活のメインイベントです。
それが駅まで来て「中止」とは悲しすぎますね。
しかもキャンセル料が発生して「延期」もないとか。
一転、国は「季節性インフルエンザと
同等の対処でよい」みたいなことを言い出しました。
修学旅行代を国が補填してあげても
いいような気がします。
市民ランナーとしては、
次のマラソンシーズンに再びはやると
レース中止が相次ぎそうでいやですね。